DislikeMan~男なんて嫌い~
再会のとき
-----------------------side恋歌
「……ってことで、城西さんと付き合ってます」
語尾にすごい数の星が見えたのは私だけかな…。
キラキラした顔で、とっても嬉しそうに話した早苗は、幸せ満開と言った表情で語り終えた。
「よかったね、早苗」
楽しそうに話す早苗を見てると、こっちも自然と笑みがこぼれる。
「よかった……うん、よかった」
ちょっと考えてる風な感じだったけど、大きく頷いた。
「なんかね…、こんなに幸せでいいのかなってちょっと怖くもあるの」
「怖いって…小柳さんとか?」
「ううん、優貴恵はもういいの。きっと、あの子も分かってると思うから」
小柳さんを思うとちょっと胸が痛むのか、切なげな目で首を振った。
「じゃ……何が怖いの?」
「いままで、ずっと合コンばっかして生きてきたじゃん?心次のこともあるし、男なんてって思ってる部分がすごくあったの」
静かに、ゆっくりと語りだした早苗を、そっと見守る。