DislikeMan~男なんて嫌い~
「信じられないって・・・何だよそれ」
信じられないって言葉が気に食わなかったのか、また少し怒ったような声を出す。
「だって・・・だって・・・」
春瀬の声のトーンにまた涙が出てきた私は、急いで涙を拭って俯いた。
「誰がいつ、お前のこと信じてないって言ったよ!?」
「ごめっ・・・」
春瀬の迫力に押されてちょっと後退さる。
「俺は、お前のこと誰よりも信じてる。だから・・・んな顔すんなよ」
チャラってても、こんな優しい顔するんだ・・・。
ちょっと春瀬の顔を眩しげに見る。
ギュ___
「春瀬・・・!?」
言い忘れてたけど、ここは春瀬の家で、春瀬は一人暮らし中だから、偶に泊まったりする。
けど、まだキス以上のことをしたわけではない。