DislikeMan~男なんて嫌い~



「信じられないって・・・何だよそれ」


信じられないって言葉が気に食わなかったのか、また少し怒ったような声を出す。


「だって・・・だって・・・」


春瀬の声のトーンにまた涙が出てきた私は、急いで涙を拭って俯いた。


「誰がいつ、お前のこと信じてないって言ったよ!?」


「ごめっ・・・」


春瀬の迫力に押されてちょっと後退さる。


「俺は、お前のこと誰よりも信じてる。だから・・・んな顔すんなよ」


チャラってても、こんな優しい顔するんだ・・・。


ちょっと春瀬の顔を眩しげに見る。


ギュ___


「春瀬・・・!?」


言い忘れてたけど、ここは春瀬の家で、春瀬は一人暮らし中だから、偶に泊まったりする。


けど、まだキス以上のことをしたわけではない。

< 33 / 400 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop