DislikeMan~男なんて嫌い~
うん、これでよかったんだよね?
なぜか、そう問いかける私がいて、それに対して完全によかったと否定できない私がいる。
「よかった・・・んだよね・・」
「何が!?」
周りには誰もいないと思っていたから、そう呟いたのに、なぜか返事付きで返ってきた。
「さっ早苗・・」
「何がよかったの?」
興味津々な顔で聞いてくる早苗の目には、どこか怪しげな感じがある。
何かを見透かしているような-・・・・・・。
「なんでもないよ」
誤魔化してみるけど、さすがは早苗だよね。
「白状しなさいっ!!」
と一言、私の腕を掴んで歩き出す。
「どこ行くのよ!?」
私の問いかけも完全無視。
・・・きっと、これは話さなきゃいけなくなるんだろうな-・・・・・・。