DislikeMan~男なんて嫌い~
ったく……早苗は、何を考えているのやら。
一人暮らしのマンションに帰ってきた私は、カバンをブン投げてベッドにダイブした。
明日は、レポートの締め切り。
全く持ってやってない。
けど、焦りなんて以前に私の周りで起こってることが理解できないから、レポートなんて手につくはずもなく。
あーぁ、と溜め息をついて、薄暗くなって黒くなりかけてる天井を見上げる。
頭の中で今までの出来事を整理しようとしても、どうもダメ。
どうして、あの合コンに行った日から男の人に誘われるようになったのだろうか。
単に、私のメアドと番号を知ったから、電話して来ただけかもしれない。
けど、こうも2人も連続で同じような内容の話持ちかけてくるかね?
疑うほどのことじゃないかもしれないけど、慣れない私にとっては不思議で仕方ない。
明らかに、男嫌いって雰囲気出してたはずなのに-……。
ま・・まさか・・それが逆効果だったとか!?
……ないない。
自分で考えながら自分で苦笑する。
どうしちゃったんだ、最近の私。
電話かかってきて、断ったことを完全によかったと思えないし、こんなこと考えるし……。
ホント、魔法にでもかかったみたい。