キミの香り

「ほら、優来たよ。
話しておいで!」


『でも‥
何話せばいいのよ?』

「それは自分で
考えなさいよ。ほらっ」

優香に背中を押されて
優の近くに来たけど‥

早く行動しないと
不審者みたいじゃん‥

『ゆ、優じゃんっ
おはよ~』

焦ってるのバレバレ?

「お前さー
何で先行くわけ??」

『なんでって‥
家の前に可愛い
女の子がいたからに
決まってんじゃん!』

それ以外に理由
なんてないし。

あんな可愛い子が
待ってる前で
いつも通り、
優の家の中には
入れないじゃんっ

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