キミの香り
『優ママ~?入るよ!』

ここらへんの家は
夜以外はたいてい
ドアが空いてる。

もちろん田舎だからっ笑

小さい頃から
優の家に入るときは、
こうやって入るクセが
ついちゃってるし。


「雪菜、どうしたの?」

『優が帰るの
遅くなるからって
伝言頼まれた!』


「そうなの?
いつもありがとね!」

「ゆきねー あそぼぉ」

この子は優の妹の
かなちゃん。

まだ3才。
私や優とは14才も
離れてる‥

優ママは、すごいっ

「ゆきねー はやくっ
アンパンマン
はじまりゅよ~」

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