ソラと私とツインテールの記憶*


辺りがざわつく
転校生と言うだけでも、ただでさえ目立つのに 倒れたならなおさらだ。

「昔からこいつは、体が弱くてな 気にしないでくれ」

倒れた妹を 気遣いながら、簡単に説明した。


「ラ、イ...」

うっすらと目を開け

「家...帰る、病院 嫌」

懇願する。
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