狂愛ラバーズ
03.特別待遇
「おはよう。」
「おはっ………。」
金魚みたいに口をパクパクさせてなんて間抜け面なんだ。
コイツだけじゃなく、会社の社員みんなそうだった。
「ぶちょ……なんすか、それ。」
「突然変異。」
「は?………いやいや、突然変異って…。」
俺のデスクの回りには、ゾロゾロと課の奴が集まり原因を聞きたくてウズウズしているのがわかる。
正直、この歳になってこんな容姿をするのは死ぬほど恥ずかしい。
けど、可愛い可愛い妻のお願いを叶えないわけにはいかなかった。
「海斗さん、この王子様になって?」
そう言い、差し出されたのはいつぞやの消し去りたい出来事満載の写真。
社会人で、会社では部長という肩書きを持つ俺があんな姿になんてなれない。
「おはっ………。」
金魚みたいに口をパクパクさせてなんて間抜け面なんだ。
コイツだけじゃなく、会社の社員みんなそうだった。
「ぶちょ……なんすか、それ。」
「突然変異。」
「は?………いやいや、突然変異って…。」
俺のデスクの回りには、ゾロゾロと課の奴が集まり原因を聞きたくてウズウズしているのがわかる。
正直、この歳になってこんな容姿をするのは死ぬほど恥ずかしい。
けど、可愛い可愛い妻のお願いを叶えないわけにはいかなかった。
「海斗さん、この王子様になって?」
そう言い、差し出されたのはいつぞやの消し去りたい出来事満載の写真。
社会人で、会社では部長という肩書きを持つ俺があんな姿になんてなれない。