狂愛ラバーズ
LOVE.4.5 -王子様-
王子様って絵本の中だけの存在だと思ってたの―――。
でも、王子様は本当にいて私を好きと囁いてくれる。
突然生理が始まって、車のシートに血が付くのが嫌で送迎は断り電車で帰ろうとしていたら怖い男性に言い寄られてしまった私を助けてくれたのが新名海斗さん。
スーツ姿が真剣な横顔が私を見て微笑む表情が……全てが素敵だった。
海斗さんと言う王子様にお姫様抱っこされて、心臓が飛び出るほどドキドキした。
「かれんちゃん、ぼんやりしてどうしたの?」
「えっ……。」
お昼休み、瑠璃ちゃんとお昼ご飯を食べてると心配そうに顔を覗き込んできた。
「瑠璃ちゃん、私ね……。」
「どうしたの?」
「王子様に恋したの…。」
思い出しただけで顔が熱くなってしまう。
「王子様って誰?」
「新名海斗さん。」
「お見合い相手の方が王子様なの?」
「そう。どうしよう……ずっとドキドキしてるの。」
海斗さんに助けてもらった事、告白して恋人になった事を離した。
「まぁ、素敵な方ね。」
「そうなの。でも、恋人になるって恥ずかしいんだね。」
「どうして?」
でも、王子様は本当にいて私を好きと囁いてくれる。
突然生理が始まって、車のシートに血が付くのが嫌で送迎は断り電車で帰ろうとしていたら怖い男性に言い寄られてしまった私を助けてくれたのが新名海斗さん。
スーツ姿が真剣な横顔が私を見て微笑む表情が……全てが素敵だった。
海斗さんと言う王子様にお姫様抱っこされて、心臓が飛び出るほどドキドキした。
「かれんちゃん、ぼんやりしてどうしたの?」
「えっ……。」
お昼休み、瑠璃ちゃんとお昼ご飯を食べてると心配そうに顔を覗き込んできた。
「瑠璃ちゃん、私ね……。」
「どうしたの?」
「王子様に恋したの…。」
思い出しただけで顔が熱くなってしまう。
「王子様って誰?」
「新名海斗さん。」
「お見合い相手の方が王子様なの?」
「そう。どうしよう……ずっとドキドキしてるの。」
海斗さんに助けてもらった事、告白して恋人になった事を離した。
「まぁ、素敵な方ね。」
「そうなの。でも、恋人になるって恥ずかしいんだね。」
「どうして?」