狂愛ラバーズ
私の手を取り、自分の事の様に喜んでくれるまりあ。





「どんな方なの?」


「優しくて、かっこよくて、強くて……王子様なの。」


「新名さんって王子様なのね。かれんちゃん羨ましいなぁ。」


「海斗さんは私の王子様なの〜。でもね、お付き合いするって大変なんだね。」


「そうなの?」


「うん。毎日キスするのよ?それでね、3週間以内に同棲しなくちゃいけないみたいなの。」


「そうなの?大変なんだね…。あのね、同棲したら裸エプロンするって聞いた事あるんだけど、それも本当?」





裸……エプロン。





「えぇ……私出来ない。恥ずかし過ぎて倒れちゃうかもしれない。」


「でも、みんなするって言ってたよ?裸エプロンして、ご飯にする?お風呂にする?それとも、私にする?って言うみたいなの。テレビで見たの。」





ダメ……無理……そんな事出来ない。





「かれんちゃん、そんなに悩まないで?お母さんに聞いてみたらいいんじゃないかな?」





考えただけで恥ずかしくなってしまった私をまりあがフォローしてくれる。





2人でリビングに降りてお母さんに聞く事にした。




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