狂愛ラバーズ
鍵が閉まっていて、ドアが開かない。
もう帰った?と思ったけど、それは絶対にない。
私が待っていたところは校舎入口で生徒は必ずそこを通らなければならない。
コンコンとノックしてみたけど、職員棟の各部屋は防音になっていて聞こえないんだった。
「………どうしよう。」
準備室の回りをグルグルと歩き、職員室に鍵を取りに行こうとした時だった。
「天宮さん?こんな時間まで……それにこんなところでどうしたの?」
「あっ、先生。」
曲がり角でバッタリ会った担任の河原先生に事情を説明した。
「お姉さんを待ってたのね。でも、もう帰ってるんじゃないかしら?お姉さんの担任の梶先生は30分ほど前に帰ったし……。」
「でも私、校舎入口で1時間以上待ってたんです。」
「1時間以上も?おかしいわね……とりあえず開けてみましょうか。」
「すいません、お願いします。」
先生に鍵を開けてもらい、ガチャっとドアを開けた瞬間その場から動けなくなってしまった。
「――っ、天宮さんっ!天宮さん!?」
もう帰った?と思ったけど、それは絶対にない。
私が待っていたところは校舎入口で生徒は必ずそこを通らなければならない。
コンコンとノックしてみたけど、職員棟の各部屋は防音になっていて聞こえないんだった。
「………どうしよう。」
準備室の回りをグルグルと歩き、職員室に鍵を取りに行こうとした時だった。
「天宮さん?こんな時間まで……それにこんなところでどうしたの?」
「あっ、先生。」
曲がり角でバッタリ会った担任の河原先生に事情を説明した。
「お姉さんを待ってたのね。でも、もう帰ってるんじゃないかしら?お姉さんの担任の梶先生は30分ほど前に帰ったし……。」
「でも私、校舎入口で1時間以上待ってたんです。」
「1時間以上も?おかしいわね……とりあえず開けてみましょうか。」
「すいません、お願いします。」
先生に鍵を開けてもらい、ガチャっとドアを開けた瞬間その場から動けなくなってしまった。
「――っ、天宮さんっ!天宮さん!?」