狂愛ラバーズ
刻々と日は過ぎていき、かれんちゃんと会う土曜日、16日が後3日に迫ってきた時だった。
その日は仕事が珍しく定時で終わり、家で寛いでいた。
テーブルの上に置いていた携帯がけたたましく鳴りディスプレイを見れば中学時代からの友人。
「もしもし。」
「お疲れ〜。今大丈夫か?」
「大丈夫だけど…何。」
「何って……やっぱり忘れてたか。」
呆れ声でため息をつく友人の陸。
「忘れてたって?」
「先月約束しただろうがっ。16日の土曜日に宮澤コーポレーションの秘書課と遊び行くって。」
「へぇ……忘れてた。」
「だろうと思ったからわざわざ電話してやったんだよ…。」
「俺も行くの?」
「あったりまえだろうがっ。えーっと…リカちゃん?リエちゃんだっけか?お前の事すっげぇ気に入ってただろ。」
「はいはい、わかったわかった。」
「絶対来いよ。16日の10時に駅前の時計台だからな。」
宮澤コーポレーションの秘書課とは先月4対4の合コンをして、各々意中の相手を捕まえた模様。
僕もリカちゃんだかリエちゃんだかにずっと話かけられていた。
その日は仕事が珍しく定時で終わり、家で寛いでいた。
テーブルの上に置いていた携帯がけたたましく鳴りディスプレイを見れば中学時代からの友人。
「もしもし。」
「お疲れ〜。今大丈夫か?」
「大丈夫だけど…何。」
「何って……やっぱり忘れてたか。」
呆れ声でため息をつく友人の陸。
「忘れてたって?」
「先月約束しただろうがっ。16日の土曜日に宮澤コーポレーションの秘書課と遊び行くって。」
「へぇ……忘れてた。」
「だろうと思ったからわざわざ電話してやったんだよ…。」
「俺も行くの?」
「あったりまえだろうがっ。えーっと…リカちゃん?リエちゃんだっけか?お前の事すっげぇ気に入ってただろ。」
「はいはい、わかったわかった。」
「絶対来いよ。16日の10時に駅前の時計台だからな。」
宮澤コーポレーションの秘書課とは先月4対4の合コンをして、各々意中の相手を捕まえた模様。
僕もリカちゃんだかリエちゃんだかにずっと話かけられていた。