つよくなりたい
「もぅ…付き合い長いからわかるよ、なんかあったんだろ?」
「そこまでわかっていてなぜ理解できない!?」
「ええっ……普通…じゃない?」
普通の男の子はもうちょっと自意識過剰だとおもうよ★
「なるほど…そうやって女の子たくさん泣かしてきたわけね…?」
「…はっ、はぁ?」
「見破ったぜ!!」
「なにを!?」
「ふんっ!長谷川が天然タラシって言われてる理由だっ」
「ちゃうゎ!あ!うつった!」
「違うくないだろ!!」
「なっ…もう、しゃべり方が女の子じゃなくなってるし」
「………!」
「駄目だぞ~?そんなんじゃ」
「…あら失礼。わたくしとしたことが、おほほほ」
「ぎゃっ!?(ぞくっ)」
「ついつい取り乱してしまいましたわ…ごめんなさいね」
「誰だよおまえ!」
「まー坊だよ!」
「だよな!?あ~びびった…」
そう呟いている長谷川を見て、あたしは気付いてしまった。
こんな馬鹿らしい口ゲンカをしている時がやっぱり一番楽しい…。
たぶん、長谷川もそれは一緒だという気がした。
そうしたらなんか急に力が抜けて、頭に上ってた血が正常に戻ったみたいに、すごく頭の中がクリアになった。
「…長谷川。好きだよあたし、長谷川のこと」
「なんだよ、急にあらたまって」
「…うん、そうだよね。ごめん」
「いや謝らなくてもいいからさ」
「ありがと。」あたしは昨日の夜、必死で書いた手紙を渡した。
好きだなんて一言も書いてない手紙。
ちゃんと口で伝えたかったから、伝わるって思ってたから。
「これ。…ちゃんと一人で読んでね」
「あ、ああ…」
「今まで、いろいろ楽しかったから。ありがと…。」
「うん」
「じゃあ、また機会あったら会いたいな」
「うん俺も!!じゃ、またな!」
あたしは控えめに手を振り、去っていく背中をちゃんと見送ってから、ハラハラしながら待ってる友達のところに向かった。
「そこまでわかっていてなぜ理解できない!?」
「ええっ……普通…じゃない?」
普通の男の子はもうちょっと自意識過剰だとおもうよ★
「なるほど…そうやって女の子たくさん泣かしてきたわけね…?」
「…はっ、はぁ?」
「見破ったぜ!!」
「なにを!?」
「ふんっ!長谷川が天然タラシって言われてる理由だっ」
「ちゃうゎ!あ!うつった!」
「違うくないだろ!!」
「なっ…もう、しゃべり方が女の子じゃなくなってるし」
「………!」
「駄目だぞ~?そんなんじゃ」
「…あら失礼。わたくしとしたことが、おほほほ」
「ぎゃっ!?(ぞくっ)」
「ついつい取り乱してしまいましたわ…ごめんなさいね」
「誰だよおまえ!」
「まー坊だよ!」
「だよな!?あ~びびった…」
そう呟いている長谷川を見て、あたしは気付いてしまった。
こんな馬鹿らしい口ゲンカをしている時がやっぱり一番楽しい…。
たぶん、長谷川もそれは一緒だという気がした。
そうしたらなんか急に力が抜けて、頭に上ってた血が正常に戻ったみたいに、すごく頭の中がクリアになった。
「…長谷川。好きだよあたし、長谷川のこと」
「なんだよ、急にあらたまって」
「…うん、そうだよね。ごめん」
「いや謝らなくてもいいからさ」
「ありがと。」あたしは昨日の夜、必死で書いた手紙を渡した。
好きだなんて一言も書いてない手紙。
ちゃんと口で伝えたかったから、伝わるって思ってたから。
「これ。…ちゃんと一人で読んでね」
「あ、ああ…」
「今まで、いろいろ楽しかったから。ありがと…。」
「うん」
「じゃあ、また機会あったら会いたいな」
「うん俺も!!じゃ、またな!」
あたしは控えめに手を振り、去っていく背中をちゃんと見送ってから、ハラハラしながら待ってる友達のところに向かった。