兎心の宝箱【短編集】

いつもの日曜日なら、まだ寝ている時間帯だ。

嫌な夢を見たからだろうか、気分も良くない。

もう一度寝るのは、無理だろう。

私はベッドから抜け出すと、シャワーを浴びる為に一階に降りる。

日の余り入らない階段は、とても暗くギシギシと音がする。

階下の廊下に何か液体が見えた。

なんだろう?

お母さんが何かこぼしたのだろうか?

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