兎心の宝箱【短編集】
目が覚めるとそこは、二階にある私の部屋だった。

喉に痛みは無い。

「夢?」

何て酷い悪夢だろう。

ふと、時計を見やると8時30分を指している。

汗が酷い。

シャワーを浴びるとするか?
そう思いベッドを抜け出す。

 

グァァァ!

不意に聞こえて来る、くぐもった声。

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