兎心の宝箱【短編集】

 暫くすると煙のような物が、タイムマシンの中に漂い始める。

「はっ博士!? 何か煙がでていますが大丈夫ですか?」

「あぁ、タイムマシンとはそういうものだ」

 青年は、何となく腑に落ちなかったが、誰もタイムマシン等に乗った事はないのだ。

 そういう物だ、と言われれば納得するしかない。

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