兎心の宝箱【短編集】
毎朝6時ピッタリに、私は目を覚ます。
そして、愛すべきメイドロボットが作った朝食で、エネルギー補給を果たした。
朝7時には、身仕度も終え、ペットのミーに餌をやってから会社へと向かう。
会社へは、オートパイロットの車が自動的に運んでくれる。
車内で、いつものように今日の予定を確認する。
すると不意に目が霞んで、携帯電話のモニターが見えづらくなった。
「私ももう年だな。体の節々も痛いし今日は休んで病院にいくか?」