兎心の宝箱【短編集】
 一人呟くと同僚に連絡をとる事にする。

 同僚は、あまり無理するなよ、と私の仕事を快く引き受けてくれた。

 車の行き先を変更して病院へ向かう。

 病院では、沢山の看護ロボットが行き来していた。

 待たされるかと思ったが、そんなに待つ事もなく、診察室に通された。

「今日は、どうされましたか?」

「目が霞むんですよ、それに体の節々も痛いですし」

「どれ、検査してみましょう」

 そう言って医師は、様々な機械ですぐに私の体を調べてくれる。

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