兎心の宝箱【短編集】

発見からすぐ、店長は業者に猿の捕獲を発注すると共に、星の所有権に関する書類を役所に提出した。


それから半年後、業者が捕獲してきた猿を店頭に並べて、店の前に『猿! 大量入荷』の暖簾を掲げた。

しかし客はそこそこ入っているのだが、ブームの筈の猿が一向に売れない。

< 212 / 416 >

この作品をシェア

pagetop