兎心の宝箱【短編集】

そんなある日のこと


ココアは街はずれの丘で

ひとりお昼寝をしていました



太陽はさんさんとかがやいています

さいしょのうちはポカポカと気持ち良かったのですが

だんだんあつくなってきました



「寝苦しいなぁ」


するとふしぎなことに

先ほどまでなかった風が

ソヨソヨとほほをなでます

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