兎心の宝箱【短編集】

家にたどり着き夜通し泣いた。

それ程彼の存在が自分の中で大きくなっていると思っていなかった。

今私は、手紙を書いている。

彼に別れを告げる手紙を。

彼は、どう思うだろう?

こじれる前に別れる事ができて良かったと喜びだろうか?

それとも少しは悲しんでくれるだろうか?

明日は、バレンタインデー。

会ったらチョコと一緒に本を返そうと思う。


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