兎心の宝箱【短編集】

彼女は再度軽く溜め息をつくと、傍らに置いてあるカゴの中に編み物を詰め込んで行く。

カゴの中に入れ終わると、ランプに火を灯し、それから暖炉の火を落とした。

ランプは頼りなさげに彼女の周囲だけ映しだす。

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