純粋
あーちゃんと夢芽は・・・


近くのベンチに座っている。



「本当に知らなかったの?」


「うん・・・まさか先生といとこなんてさ、」


「やっぱりお兄ちゃんいいにくかったんじゃない?」


「えっ?」


「夢芽のこと思ってさ」


「どういうこと」


「だから、やすんだりとかして」


「そうか、私のこと思ってか・・・」


そうだよね・・・。


簡単に言えることじゃないもんね。
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