純粋
楽器をぶつけてしまったのだ。


「夢芽ちゃん、楽器に謝って!」


先輩に言われた。


「ごめんなさーい」


小さくつぶやいた。


ぶつけるなんてきっと運がないんだ。


昨日のこともあるしな。


先輩待って下さい。


知らぬ間にいない。

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