純粋
「もし、もし」


小さい声でしゃべりはじめた。


「おーい生きてるか?」


「うんなんとか」


いつもと変わらぬ楽しい会話。


美紀、心配してくれたんだね。


ウチはいつもと一緒だよ。


そうすると、電話ぐちのほうで・・・

「誰?」


「うん、・・・」


どうやら先生と話しているみたい。


なんだー。


すると美紀が


「先生、話してみます?」


「えっ?美紀ちゃんの友達でしょ?」


先生が美紀の携帯を手にした。


「もしもし~」


その声に周りは大爆笑。


先生はあせりモード。


< 147 / 258 >

この作品をシェア

pagetop