純粋

花火大会

花火大会前日。


夢芽は、電話で秋吉先生と明日の事について打ち合わせ中。


「明日、どうすればいいんですか~?」


質問中。


電話の向こうの先生が笑いながら答える。


「えっと、18時30分に俺の家に来て私服でいいから」


家?


そんなところなんて知らないよ~


「知らないんですけど、どうすればいいんですか?」


「じゃあ、今から言う最寄に明日来てくれれば迎えに行くから・・・」


「はーい」


とりあえず話をして電話を切った。


やった~


初デートが花火大会だなんて嬉しいよ。


満面の笑みで本を読んでいるのであった。
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