純粋
思わずにやけている。


「どうしたの?」


「来週から学校に行けるからさ」


「そうだね」


「音楽できる」


「本当に、音楽好きだね」


「うん♪」


「まゆもでしょ?」


「そうだね」


学校の外にでると冷たい風がふいていた。


まるで秋吉先生と夢芽の関係が冷めていきそうなように…

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