純粋
「皆月ー」


先生に呼ばれていく。


「はい?」


カバンを持ったまま振り向く。


な、なんだろう?


「さっそく仕事だ。教室の戸締りよろしく」


「えー!先生がやってよ~」


「お前の仕事だよ!じゃあ」


笑いながら教室を出て行った。



なんか、秋吉先生のこと去年より苦手かも・・・


文句をこぼしている私を見かねたのか美紀が手伝ってくれる。
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