純粋

乗り換えなしで終点の駅に着いたら学校まで歩くのだ。


「夢芽?大丈夫…」


美紀が突然夢芽の顔を真剣に見つめて言った。


焦っている。


朝からそんな質問?


やめてほしいな。


傷なんて1日経って癒えるもんじゃない時間がたてば治る事を信じるしかないのかな?


「なんもないよ」


笑顔で言った。


「よかった!あんね…」


美紀が夢芽に話し始めた
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