純粋
夢芽は楽しそうに聞いている。


やっぱり美紀がそばにいてくれるから安心できるんだ心のよりどころが自分にはあるんだと思う。


語り合っていると…


「終点です車内にお忘れものないようにご注意下さい」


車内アナウンスが流れた。


電車が止まる直前に乗客は立った。


ドアが開くと勢いよく出て行く。


いつも通りに改札を出て美紀と喋りながら通学路を歩くなんも変わらない毎日だ。


クラスの子と会うといつも挨拶してくれる。


みんなにとってはささいな事だけど夢芽にとってはうれしいんだ。

< 235 / 258 >

この作品をシェア

pagetop