純粋
「早く走れーチャイムなるぞ!」


いろんな先生が生徒に叫んでいる。


うちらも巻き込まれてるんじゃん。


美紀と夢芽も走る。


-カンコーン-


鳴り終わり寸前に教室に入った。


ぎりぎりセーフ。


よかった~


席に着くとさっさっと鞄をいったんは降ろす。


いつものように秋吉先生は笑顔でクラスの生徒に連絡を伝える。


先生を見ているだけで心が痛くなる。


やっぱりダメなんだね…


どうしたらいいのかな?


考え過ぎるのはやっぱりよそう。


最初から先生と生徒って無理だったんだ。


朝からぐにゃぐにゃ状態。


「国語の準備するようにあとでな」


時間割を見た。


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