cry fou you
ゆきは、少したったあと、小さな声で言った。

ゆき「・・・殺せるわけ・・・ないじゃん・・・。」

古川は、ほっとした表情をこぼした。

りお「・・・よかった。」

ゆき「もし、お前を私が殺したら、お前と同じことをしたことになる。
   そんなやつにだけは、なりたくないから・・・。」

でも、私たちが、油断していた瞬間、
古川は、爆弾を取り出し、投げようとしていた。

古「ふふ、ふははははははは!!」

古川は、自分が逃げた瞬間、爆弾を投げた。

ゆき「りお、逃げて!」

りお「うん。」

この二言で、私たちは、またバラバラなってしまったのだ。

わたしとゆきは、違う窓から、間逆の方向へ、飛び降りたのだ。

りお「また、バラバラになっちゃった。」

同じ方向に、逃げればよかったな・・・。

でも、一番驚いたのは、ゆきのあの、表情だった。

けいべつしているか、怒りでいっぱいなのか、わからない表情。

初めて、怖いと思った。


二回目の24時間まで、あと20時間。
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