先生といっしょ!!
202号室が、彼の住む部屋。
あたしは軽く髪を整え、深く深呼吸して、……合い鍵を使って扉を開けた。
「ケーン!ひさしぶ……」
靴を揃えるのももどかしく、勢いよくリビングに飛び込んだあたし。
だけど、そこで目にしたのはとても信じられない光景だった。
「わ、若菜!!」
「え……」
彼氏と、見知らぬ女が、今まで密着していたのだろう身体を離したところだった。
頭が、真っ白になっていた。
何で?どうして?……てゆうか、そもそも誰この女??
疑問ばかりがぐるぐると脳内を駆けめぐるけれど、答えはさっぱり見つからない。