白馬の王子様
あたしわ空愛ちゃんと体育館を出た。
・・・・・・・中田先輩?
体育館の前に中田先輩がいた。
『君。山田詩依乃ちゃんだよね?』
えっ、あたし?なんであたしの名前知ってるんだろう・・・
何も言わずに黙っていたあたしを見て、空愛ちゃんが
『そうですよ〜 この子、山田詩依乃ですよ。で、あたしわ森崎空愛。よろしくです』
「あの・・・あたしに何か用ですか?」
『うん。ちょっと話しがあるんだ。今から話したいんだけど、時間ある?』
「空愛ちゃん待たせると悪いから、また今度にしてくれませんか」
『詩依乃。空愛の事わ気にしないでいいから、話し聞いて来なよ。空愛先帰ってるね』