【短】僕は妹と愛を誓い合う
「えっ!良いよ!重いし!」
そんなの全然大丈夫なのに意地でもおんぶされる気は無いらしい。
弱ったな…このまま当てもなく歩き続けるにはキツいだろうし…。
そう思って居たところに、少し先に神社が見えた。
『とりあえずあそこで休むか…』
「え?」
呟いた僕に凛が不思議そうに見る。
そんな凛に僕は
『ほら、歩けるか?』
優しく微笑んで手を差しだした。
「うん…///」
凛はちょっと恥ずかしそうにしながら僕の手に手を置く。
それを確認した僕は、凛の手を優しく、だけど離れないように握って、凛のペースに合わせて歩いた。