精神の崩壊

　ブン……
　ビュッ……
　
　と唸りを上げて、バットが良子の脚に振り下ろされた。
　
　ゴキッ…………
　グチャッ…………

　「ギャーーーーッ」
　
　嫌な音を立てて、良子のすねの骨が折れ、グニャリと曲がった。
　
　男達は、尚も殴り続ける。
　
　ブン……

　〈アハハハハハッ〉

　グシャリ……

　「イﾞイﾞーーーーグッ……」

　メキョッ……

　「ウﾞギャーーーーッ」

　ゴスッ…ベキッ……

　〈ウヒヒヒッ〉

　メリッ…グチャッ……

　「ひぃっ……」
　
　良子の脚は、ぐちゃぐちゃに潰れ、皮膚から骨が飛び出している。
　
　「イヤーーーーッ」
　「ギャーーーーッ」
　
　良子は、ぐちゃぐちゃに為った自分の脚を見て、悲鳴を上げて泣き叫ぶ。
　
　しかし、男達は手を休める事無く、良子の脚や腕を殴り続ける。
　
　〈最高っ〉

　グチャッ……グシャリ……

　「止めてーーーーッ」

　ドカッ……ボコッ……

　〈ヒャヒャヒャヒャッ〉
　「アギャーーーーッ」
　
　そして、今度は胸部に振り下ろされた。

　メキョメキョッ……
　ガスッ……
　
　良子の胸部が、いびつな形にへこみ、良子の口から血が溢れ出てくる。
　
　ゴボッ…ゴボッ…ガフッ……