精神の崩壊
 三島と鳩山は暫く話しをした後、喉が渇いていたのでコーヒーを一気に呑み干した。

 「プハァッうめっ」
 「うまいなっ最高!」

 三島と鳩山がそう言ってコーヒーを呑み干した後、突如三島と鳩山に烈しい喉の渇きと息の詰まる様な苦しみが襲い掛かって来た。

 「ゔがぁーーーっ……」
 「ぐほっ……ぐががっ……」

 更に喉に烈しい熱をも覚え、喉を掻きむしる様に動かし出した。

 「ゲホッゲホッゴホッ……」
 「ぐがっ……がががっ……」

 三島と鳩山は、烈しくむせ返り顔面を真っ赤に変色させ、口元からダラダラとヨダレを垂らし出した。

 身体はカタカタと震え出し、時々ビクリと烈しく身体を反応させる。

 「ぐがっ……ゴホッ……」

 ガバガバッビチャチャッ……

 そして、口から鮮血をガバガバと吐き出し口元から胸元に掛けてと、喉を掻きむしる両腕を赤く染め上げて行く。

 三島と鳩山の座るベンチの前は、吐き出された鮮血で赤い液体の液溜まりが出来上がり、その溜まりは周りにじわじわと流れ広がって行く。

 そして、三島と鳩山はその溜まりに崩れ落ちる様にベチャリと身を投じ、のたうち廻る。
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