彼と私の壮絶バトル~vs
「ひゅ~さっそく何かしらね~♥」
ひーちゃんの思いとは裏腹に、私は重い脚を引きずってあいつのもとへと動かした。
「なっ・・・何・・・・・・・」
「ここじゃあれだから・・・屋上に来てくれないかな?」
「・・・・」
そして私は高橋秀介にトボトボとついていった。
にこやかな笑顔の裏には何かある・・・・
こいつ・・・何考えてるんだ?
――――屋上
ガタンっ、ドアの閉まる音がした。
なんでいちいちこんな処にこなくちゃいけないんだよ・・・
「・・・ここなら・・・いいか、」
あいつが周りを見ていった。
なっなっな・・・・
「なにがいいのよ!昨日あんなこと言っといて・・・言っとくけどわたしあんたの弱み握ってるんだからね!!!」
そうよ、あいつの裏の顔を知ってる限り私は自由なんだから・・・!!!
その事を口に出したとたん、にんまりとあいつが笑った。
「ああ、その事なんだけど。」
っと高橋秀介はにこやかに笑い振り返ってきた。
「なっ何よ。」
じっと彼がみつめてくる・・・。
さっきと一瞬にしてふいんきが変わった。
その鋭い目に・・・・捕われたかのように・・脚が・・・動かない。
一歩、一歩っと歩み寄ってくるあいつ。
私も一歩一歩と後ろに下がる。
ガシャンッ
「っ!!!」
私の動きはフェンスによって捕われてしまった。
グッといきなり手首をつかんでくる。
~っっ!!!反抗するけど・・・力が・・・強くて・・・動けない・・・っ!
するとあいつはまた黒い笑みを向けてきた。
「ちょっと・・っっ離してよっっ!!!」
そして
一瞬だった。