狂人の手記(私が猟奇殺人犯と化すまで)
 腫れ上がり、恐怖に歪んだ顔を鮮血と涙で濡らし、歯が折れ鮮血で紅く染まった口元から、血と唾液の混じった紅い泡を吹きながら、ただただ泣き喚く少女。

 「ウワーーーーーン……」

 「マーーーマーーーーッ……」

 泣き喚く少女の声が私を快感の中へどっぷりと漬からせる。

 〈あーーーーっ良いよっ……〉

 〈今度は爪を剥いで上げる〉

 〈イヒヒヒッ……〉

 そして少女の手を掴み、ペンチで爪を剥がして行く。

 「ギヤァァーーーーーッ」

 〈ウヒヒヒッ……最高……〉

 「ギヤーーーッ……ママーーーーッ」

 一枚、また一枚と、ゆっくりとゆっくりと時間を掛け剥がして行く。

 時間を掛け、一枚一枚ゆっくりと剥がす事により、少女の苦痛を増させ、またそれにより生み出される快感を少しでも長く持たせる。
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