狂人の手記（私が猟奇殺人犯と化すまで）

　そして今度は基節骨部分を挟みゆっくりと曲げる。

　ミシッメリッ……ボキッ………

　「ギヤーーーーーーーッ」

　「イダイーーーッ……ｳﾜｧーーーﾝ……」

　〈アハハハハハッ〉

　指は付け根からボッキリと折れ、毒虫にでも刺されたかの様に赤紫色に為り、パンパンに腫れ上がっていびつに曲がっている。

　〈ウヒヒヒッ〉

　「うわーーーーん」

　そして、鮮血で紅く染まって腫れ上がり、ボールの様に為った顔を更に歪ませ泣き喚く少女の顔をベロリと舐める。

　「イヤーーーーッ」

　怯え、泣き喚く少女の声に興奮が更に高鳴る。

　そして、再び少女の指の骨を
折り始めた。

　少女の指は、メリメリと音を立てて悲鳴を上げ、ゴキリと折れる。

　そして再び少女の悲鳴が響き渡る………。