狂人の手記(私が猟奇殺人犯と化すまで)
 挟んだ指を再び折って行く。

 〈グヒヒッ……グヒッ………〉

 メリメリッ……ゴキッ……

 〈ウヒョッ…イヒヒヒヒッ……〉

 少女は、気を失いぐったりとして動かなく為った。

 それでも私は、少女の手指を折り続けた。

 ………メリメリッゴキッ……

 〈この感覚、堪らない……〉

 〈ウヒヒッ……良いよ……〉

 そして私は少女の全ての手指をへし折った。

 そして、少女の両眼の下瞼と上瞼に指をあて、少女の瞼を無理矢理開く。

 グルンと白眼を向いた眼球が引き付けを起こした様にグリグリと動いている。

 〈ウヒャヒャヒャッ〉

 そして私は少女眼球をベロベロと舐め、そして顔全体を蛞蝓が這う様にゆっくりとゆっくりと舐め回した。
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