狂人の手記(私が猟奇殺人犯と化すまで)
 その後、私は何時もの様に服を脱がせ、人目に付かない場所へ運んで行き捨てた。

 その後も私の興奮は覚める事無く高ぶっていた。

 〈アハハハッ……ウヒヒッ……〉

 〈あの骨が折れる時の感覚、そして快感……〉

 〈何と素晴らしいんだろう〉

 忘れる事の出来ない快楽と成り、頭と身体に刻まれて行く。

 あの少女は目を覚まし、自分
の変わり果てた指を見た時、いったい何を思うだろうか。

 それを考えただけで、快感とワクワクが止まらない。

 少女の歪み、引き攣った顔に大粒の涙が伝い、泣き叫ぶのが眼に浮かぶ様だ。

 〈あぁぁっ……〉

 〈この眼で見てみたい……〉

 〈あぁぁぁぁぁぁっ〉

 〈もっと快感が欲しい……〉

 〈もっと…もっと…………〉
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