狂人の手記(私が猟奇殺人犯と化すまで)
 ジュルジュルッピチャッ……

 少年の手足から滲み出る鮮血を啜る様に舐め回し味わう。

 そして少年の右大腿骨下部に膝を乗せ、足首を掴みゆっくりと引き寄せる。

 「ギャーーーッ」

 …ギシギシッピキッメリメリッ……

 少年の悲鳴と共に骨のきしむ音が聞こえて来る。

 メリメリッメリッビキビキッ……

 「イダーーイ」

 …ビキッメリメリッゴキン………

 そして、少年の右脚は悲鳴と共に膝からゴキリと折れ、本来とは逆の方向90℃程に曲がる。

 手を放すと力無くグニャリと地に倒れ、ピクピクと引き付けを起こし出した。

 〈もう片方も折って上げるー〉

 そう言って少年の顔を覗き込み、少年の眼から溢れ出る液体をベロリと舐める。
< 33 / 46 >

この作品をシェア

pagetop