狂人の手記(私が猟奇殺人犯と化すまで)
 ズブズブと眼球に沈んで行くピックの切っ先……眼球から溢れ出る液体……奇声を上げたく成る様な快感が身体中を巡り私をオーガズムに誘う。

 〈あぁっ……最高……〉

 〈この快感……止められない……〉

 気を失い未だ動かない少年の顔を見詰めニタリと笑う。

 そして、ピックの刺さった眼球をこね上げ眼球を取り除く。

 ビジュッ…ギュブッ………

 何とも言えない音と共に眼球が視神経の束をズズズッと引きながらえぐれ取れ、ブチリとその束が切れる……。
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