デュラハン
 暗く不気味な森を宛も無く歩き回り仲間を探す。

 しかし、当然仲間達はデュラハン達に見付からない様に隠れている為一向に見付からない。

 どれだけ歩き仲間を達を探し求めただろうか……。

 暗かった森は朝靄に包まれて白みがかっていた。

 「中々見付からないな、街に戻って探してみようか」

 そう話している時近くで物音がした。

 カサカサカサッ……カサカサカサッ……

 (な……なんだ!?)

 4人は驚いて慌てて木陰に身を隠した。

 剛達が慎重に様子を窺っていると、生い茂る草木の陰から人影が現れた。

 誰だろうか……そう思って見ていると、それは舞だった。

 それを確認した剛達は、木陰から出て舞に声を掛けた。
< 124 / 271 >

この作品をシェア

pagetop