デュラハン
 仁達は、再びアルテミスへ切り掛かって行き剣を交える。

 ガキーーーンガシャン……

 しかし、負傷しているとは言えアルテミスの力は物凄く、直ぐに弾き飛ばされ容易に近付けない。

 〈アハハハハハッ……お前達の力は所詮その程度か〉

 アルテミスは真也達を挑発する様に言う。

 そして、真也達は息を合わせ再びアルテミスに切り掛かって行くが、剣がアルテミスに届こうとした瞬間アルテミスの姿が消えた。

 何処へ消えたのか……皆がそう思った時、美紀の後の地面に紅い斑点がポツポツと出来出し数を増して行っていた。

 そして、その斑点は美紀の方へと近付いて行く……。

 「血…血だ……アルテミスの血だ、美紀…逃げろーーーっ」
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