デュラハン
 アルテミスは、距離を取りながら片手で弓と矢を取り口で弓を引き矢を放って来た。

 その矢は、口で引いているとは思えない程正確に飛んで来て真也達を襲う。

 「まだ油断は出来ないな…」
 「慎重に行こう……」

 そう声を掛け合って、盾を構え慎重にアルテミスに迫って行く。

 その瞬間アルテミスが再び姿を消したが、滴る鮮血でアルテミスの居場所は直ぐに解る。

 しかし、アルテミスが誰を狙っているのかが解らなく為り緊張が増す。

 そんな中、突然光一が雄叫びを上げてアルテミスへ突っ込んで行った。

 「うおぉぉぉぉーーっ……」

 その瞬間、アルテミスの放った矢が光一の大腿部を掠め、皮膚を切り裂き鮮血を流させる。
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