デュラハン
 尚美達は、何時もと替わらぬ食事をすませ、今後について話し合っていた。

 誰がどう攻めるか等の戦略を話し合い、少しでも有利に闘える様に戦略を練って行く。

 相手は、一人とは言えデュラハンだ……下手に攻めれば一瞬にして刻まれる。

 3人で……たったの3人であの化け物と闘い勝利しなければ為らないのだ……。

 そして、時は過ぎて行き1時を知らせる鐘が鳴り響いた。

 ゴーーーン……ゴーーーン………

 「後4日だね………」

 尚美がそう呟く。

 そしてそれに光一が答える。

 「そうだな………」
 「皆……頑張ろうな」

 真也も、それに頷き二人の顔を交互に見詰める。

 そして、静かに時は過ぎ小鳥達の囀りと共に16日目の朝が訪れた……。
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