デュラハン
 デュラハンは、崩れ行く黒馬を捨てその様子を不気味に笑いながら見ている。


 〈グハハハハハハハハッ〉

 〈身を焼かれる苦しみはどうだ?〉

 「ギャャャッ」

 激痛にもがき苦しむ真也。

 肉が剥げ落ち骨が剥き出しになり関節からポキリと折れる。

 真也は最後の力を振り絞りデュラハンに挑もうとするが、デュラハンの振るった斧が真也の腕を切断する。

 切断されだ腕は液体の中へと落ち、ジューーッという音をたて溶けて行く。

 そして、遂に液体は真也の臀部にまで流れその肉を溶かしだした。
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