デュラハン
 デュラハンはのたうつ真也を足蹴にし、顔を液体へと捩り込む。

 真也の頬からはジューーッとゆう音と共に蒸気が上がり爛れ筋肉が剥き出しになって行く。

 体中からも激しく蒸気が上がり異様な臭いを放つ。

 皮膚が溶け筋肉が溶け、骨が剥き出しになり、臓器が溢れ出しその臓器も焦がされて行く。

 呪いにより当部を失うまで死にたくても死ねない地獄の苦しみが真也の身体を駆け巡る。


 「ギイヤアァァァァァァッ」

 「ヒイィィィィィィッ」


 そして、真也は首が溶け落ちるまで苦しみもがき死んで行った。
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